成長と共に

グループの発展を担う事業を、注力事業として展開していきます。エコ・防災事業は継続して注力すべき事業と捉えています。さらに海外事業では、当社の生産拠点であるベトナムを中核に、ASEAN(東南アジア)を中心に販路を拡大し、事業の強化を図ります。
2016年度からスタートさせた中期経営計画においても、グループ一丸となって取り組み、「進化する快適環境ソリューショングループ」としてさらに成長し続けます。

「2016年度グッドデザイン賞」授賞式にて

グループの成長・発展

地域との共生〜文京区長との対談〜

BXグループでは「地域との共生が企業成長の原点である」という考えのもと、あらゆるステークホルダーとのコミュニケーションを通じて、地域課題の解決に取り組んでいます。中でも今中期経営計画では防災事業を注力事業として挙げていることから、産官民による「顔の見える関係づくり」が、災害に強い社会の創成に欠かせないものと考え、2015年度には文京区防災課、文京区社会福祉協議会、民生委員代表の皆様とのダイアログを実施、続く2016年度は当社潮崎社長と文京区成澤区長との対談を実施しました。
当社は2014年に文京区が開催した「防災フェスタ」に、止水製品をはじめとした防災関連商品を展示したことをきっかけに、文京区と「災害時における相互協力に関する協定」を締結しており、発災時には社屋の一部を開放し、帰宅困難者の受け入れを行う等、地域防災・発災時対応等に貢献する一方、自治体や企業のBCPといった自助を支援する防災関連ソリューションの拡充を進めています。

文京区防災フェスタ

 

文京区成澤区長と潮崎社長の対談の様子

設計・工務革新プロジェクト

「進化する快適環境ソリューショングループ」の実現には、設計力、施工力の強化は必須です。次世代リーダーが中心となり、多様化する現場状況に柔軟に対応できるネットワークづくりや、お客様のご要望にお応えする設計・製造・工務に至る一気通貫の最適化をめざし、「設計・工務革新プロジェクト」を発足させました。1年間におよぶ研修プログラムでは、知識、技術の平準化に向けた研修や、各エリアでの現状について情報共有を行い、提起された課題ごとの具体的施策を発表しました。

研修の様子

VOICE
文化シヤッター 東日本施工統括部 設計一課
梅澤 拓也

設計と工務の問題点やあるべき姿について、意見交換しながら新しい構想を提案するという、貴重な経験となりました。テーマを生み出す大変さと、表現する難しさも同時に学ぶことができました。全国から集まったメンバーと同じ目的のもと、約一年間活動した経験は大きな財産であり、今後の業務に活かしていきたいと思います。

BXカネシン・BX TOSHOをグループ会社化

BXグループは、建築金物製造販売会社の株式会社カネシンと、木造構造計算の東昭エンジニアリング株式会社を保有する株式会社ワイエスホールディングスと株式譲渡契約を締結し、BXカネシン、BX TOSHOとして新たにグループ会社に迎え、グループ全21社となりました。生活者視点で開発した製品と、お客様との永続的な信頼関係づくりに欠かせないアフターサービス体制により、お客様のさまざまな暮らしに役立つ製品とサービスを提供してきた総合建材メーカーとして、今後両社との協業によって事業領域を拡大するとともに、より幅広い総合提案を行うことでさらなるお客様の信頼を獲得し、グループの成長と発展をめざします。

BXカネシン外観

パートナー戦略体制の構築

文化シヤッターは、2015年にベトナムにおける樹脂サッシ、アルミサッシのトップメーカーEurowindow JointStock Company(以下Eurowindow社)と資本提携しました。すでに協業関係にある不二サッシと3社の連携で、技術および商品開発をはじめ、ベトナムでの現地使用商品の拡充や、新規事業商品の共同開発を推進しています。また、Eurowindow社の保有する営業拠点と連携し、シャッター、サッシ、ガラス製品等による総合提案を展開しています。アジア市場への本格参入として、両社とのパートナー戦略体制の構築によるシナジー効果に期待しています。

Eurowindow社